お正月の三ヶ日に本堂の弁財天御前において10時30分より弁財天護摩祈祷を勤修いたします。その年の天下泰平、五穀豊穣とご参拝いただいた皆様の心願成就をお祈りいたします。また、篤信者の皆様にこの三ヶ日のお護摩の新年特別祈祷札をお送りしております。
私たちには、それぞれ本命星・当年星という定められた星があります。これらの星をまつり供養することで、より良い星の巡りとなるようご祈祷いたします。弁財天の御前に星へのお供え物を設えて北斗七星護摩を勤修します。
1年の内、一度だけこの日は弁財天のお姿を拝むことができます。普段はお厨子に金襴の織物がかけられお姿を拝むことはできません。嚴島弁財天のお姿は一面八臂。頭上に鳥居と宇賀神を戴し、尊像はおよそ50cmです。弘法大師の御作と伝わり、非常に端整で厳かな佇まいです。この日は皆様堂内目の前までお進み頂きご参拝いただけます。
お盆には3日間にわたり、先祖供養のお勤めをいたします。本堂南側に祭壇を設えて、当寺でお預かりしております各家々のお位牌をお祀りします。お霊供膳と呼ばれるお膳と果物や野菜などお供え物を飾り、読経いたします。
年に一度、境内護摩堂の前にて火渡り式を行います。護摩堂前に祭壇を構え、柴灯護摩と呼ばれるお堂の外での護摩修法を勤修します。その柴灯護摩を修法した後の灰の上を靴を脱いで裸足で渡っていただくのが火渡り式です。この時に、不動明王さまと同じお心に近づけるように、ご自身の心願成就と合わせて祈りながら火の上を渡ります。
春と秋のお彼岸の中日に先祖供養のお勤めをいたします。本堂南側に祭壇を設えて、当寺でお預かりしております各家々のお位牌をお祀りします。お霊供膳と呼ばれるお膳と果物や野菜などお供え物を飾り、読経いたします。
毎月二度、1日と17日に弁財天の御前にて護摩を修法し、御祈願いたします。お願い事、お名前をご記入いただいた添え護摩木を炉にお供えし、祈願成就を願います。10時30分より一時間ほど、ご参拝の皆様と声を合わせて読経します。
毎月28日に嚴島大仏不動明王を祀る護摩堂にて、護摩祈願をいたします。不動護摩を修法し、ご参拝の皆様の心願成就を祈願いたします。不動明王は、右手に持つ智剣と呼ばれる知恵の剣で私たちの悪い考えや執われの心を断ち切ってくださり、左手に持つ羂索と呼ばれる縄で正しい道から外れてしまった者を引き戻してくださり、後ろで燃え盛る火炎によって諸々の悪い業を燃やし尽くして下さると言われています。そういった不動明王の私たちを救おうと願われるお徳を授かるべく懇ろにお勤めをいたします。